大型車の車輪脱落事故防止につきましては、平成30年度より事故防止のための緊急対 策を策定し積極的に取り組んできたところですが、令和3年度の事故発生件数は123件 (前年度比8件減)と依然とし て多くの車輪脱落事故が発生している状況です。
本年度、国土交通省が実施した調査によると、「自動車の点検及び整備に関する手引き」に規定されているタイヤ脱着作業時のワッシャ付きホイール・ナットの点検、清掃や各部位への潤滑剤の塗布、さらにはホイール・ナットが円滑に回るかの確認等について、タイヤ脱着作業時に適切に実施されていない、また、タイヤ脱着作業後の増し締めがトルクレンチなどにより実施されていない等の問題点が確認されています。
つきましては、大型車の車輪脱落事故防止のため、本通達に示された事項の内、特に2-1に掲げられております実施事項について積極的な取組をお願いします。
〇大型車の車輪脱落事故防止に係る「令和4年度緊急対策」
〇自動車の点検及び整備に関する手引き
〇タイヤ脱着作業管理表
〇日常点検表
【 大型車のホイール・ナットの緊急点検等の実施について 】
大型車の車輪脱落事故防止「令和4年度緊急対」においては、大型自動車メーカー(4社)から大型車の使用者に対して、適切なタイヤ脱着作業や保守管理の重要性について周知・啓発を図るとともに、新車から4年を経過した大型車を対象に、ホイール・ボルトやナットの点検整備が適切に実施されているかを確認するための緊急点検を要請すすることとされています。
1)「大型車のホイール・ナットの緊急点検」作業実施要領書
2)タイヤ脱着編「大型車のホイール・ナットの緊急点検」作業実施要領書
3)アンケートへの御協力依頼と純正ホイール・ナットの無償提供 手順書
4)チラシ「大型車、車輪脱落事故防止ポイント」
5)啓発チラシ『「お・ち・な・い」の徹底で 防ごう、大型車の車輪脱落事故』